日米産業別労働生産性水準比較(公益財団法人日本生産性本部)によると、
「産業別にみた日本の労働生産性水準(2010~2012年平均)は、
化学(143.2%) や機械(109.6%)で米国を上回り、輸送機械(92.7%)でも遜色ない。
一方、サービス産業をみると、運輸(44.3%)や卸売・小売業(38.4%)、飲食・宿泊(34.0%)などの主要分野で格差が依然として大きい」
日本のサービス業の生産性は、化学産業や機械産業の半分にも満たないということ。
また、こんな数字もある。
『人口千人あたりの事業体数も日本では小売が8.9、飲食が5.7なのに対し、米国は小売が3.2、飲食が1.8しかなく、約3倍もの差がある』以上(なぜ日本のサービス産業の生産性は低いのか?・BLOGOS 2016年12月19日)より
つまり、店舗数が異常に多いということ。
しかし、この状態も長くは続かないかもしれない。
なぜなら、人口減による人手不足で、パートタイマーの時間給がじりじりとアップしているからだ。
それは近い将来、時間給を正規に支払えない事業体は淘汰されるということであり、
生産性が低いところは生き残れないということでもある。
生産性を高め、海外との差を縮めたい。
0コメント