日本の子育ては、子どもを「自立」させることが
家庭も社会もとても苦手。
苦手というより、「自立」させなければいけない、という心の向きそのものがない。
あまり「自立」的な人間になってしまっては困る。
だから、お母さんがいるときには周りにかまわず大声で甘え、いないときには、
ただ羊のようにおとなしく何を言っても反応しないような子どもがやたらと多くなる。
しかし、これは、日本の ママのせい なのだろうか?
直接的にはそうであるのかもしれないが、そのような育て方をすることが
社会の規範になっているのであれば、問題は、社会のあり方。
であるにもかかわらず、バスや電車の中や人混みの中にいる人たちは、
他人の子どもがうるさいと嫌な目つきで非難し、当てこすりの表情でママを見たりするが、そういう態度はどうしたものだ?
女性として生まれてきたことも、
日本人として生まれてきたことも、それは、自由な選択の結果ではない。
日本は、世の中のことが、
とりわけ学校や保育所のような場所が、
「画一的な指導」で「平均」を「標準」として取り扱う社会であるため、
そこからずれてしまう子は
「合わない子」「難しい子」「面倒な子」というレッテルでくくられてしまう。
そして、日本のママたちは、
その不条理と一人で戦わなければならない現状にさらされている
ことが多いことに
気が付かなければならない。
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